NPOリーダーのための15の力 自己診断チェックシート

NPOの組織運営にあたって必要な能力を「NPOを磨く15の力」として体系化。実践的なノウハウをまとめたワークブック『NPOリーダーのための15の力』の付録として、組織の継続的な事業を支える上で大切な15 の「力」に対して、現状の組織の状態を可視化するための自己診断チェックシートである。「NPO運営に必要な15の力」の内、3項目を除いた12項目のチェックができる。本チェックシートのエッセンスを抽出し、5項目に組み直した簡易ベータ版のチェックシートもある。

作成団体
日本日本NPOセンター
対象者

市民活動団体

背景

東日本大震災後に震災復興で活躍する団体を対象に、特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン、全国のNPO支援センターと協働で行った市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクトの中の一つとして誕生。

東日本大震災いうかつてない災害に、被災後の復興過程における具体的なニーズに対応できるNPOへの期待が大きくなり、地域のNPOの活動支援金は急激に膨らんだ一方、組織基盤の脆弱性から目の前の事業に追われる形で消耗し、また時間がたち被災への関心が低下するにつれ、財政面、人材面で運営体制が維持できず事業を継続できなくなる団体が少なくなかった背景から生まれた。継続かつ多面的な活動を行うための地域のNPOの組織基盤強化とNPOリーダー育成の課題解決の一助を目的とし考えられた。

項目

事業編:

1. 組み立てる力(多年度および中長期の事業計画、合意)
2. 提案する力(ミッション、ビジョン、ポジショニングマップ、企画)
3. 見通す力(財源把握、財政基盤強化、資金計画、資金管理)

組織編:

4. 持続する力 (組織構成者理解、信頼性担保のための組織運営)
5. 推進する力(組織内マネジメント、戦略づくり、効率性、自主財源性、人材育成とリーダーシップ)
6. 育てる力(多様な人材への育成、組織内部モチベーション、リスクに備える)
7. 巻き込む力(ボランティア特性把握、ボランティアコーディネーション、ボランティアマネージメント)
8. 組む力(パートナーシップ事業の前、実施中、事後の評価)
9. 振り返る力(事業評価前の方針決定、評価実施、評価の次回事業への反映)
10. 説明する力(会計業務必要性への理解、会計のしくみ、税務)

コミュニケーション編:

11. 12. 伝える力、広げる力(コミュニケーション、広報の前提、目的、手段、情報整理、デザイン、感謝と成果(Ask and Thanks) 

(簡易ベータ版)

  1. ミッション、ビジョン、強み
  2. 事業計画
  3. 人材マネジメント
  4. 組織運営とガバナンス
  5. 組織の財源・資金管理とアカウンタビリティ
認証の有無

なし

チェックシートの有無

あり

詳細
所要時間

150分(簡易ベータ版15分)

評価方法

12の分野をセルフチェック。各10項目の計120項目によるYes & No評価(満点は120点)

  • それぞれの分野の10項目のうち、いくつチェックがついたかによって組織に足りない「力」や足りている「力」を把握できる。
  • すべての指標にいくつチェックがついたかによって、組織基盤の全体の状況を把握できる。
  • 数か月後に定期的に行うことで、組織の状態の変化や改善を見ることができる。

(簡易ベータ版)

5つの項目に対して、それぞれ5、6つの小項目を○△×でチェックする。より簡便に組織の状態を確認できる。

ツール作成年月日

元々のワークブックの作成日は2013年7月27日
シートの作成は2014年春ごろ

普及度

オリジナルのワークブックの配布数は約6,000冊
(2015年12月16日時点で5,963冊)


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