NGO Certification(NGO認証)は、寄付にかかる税金の控除を申請する団体が、健全な運営、透明性、アカウンタビリティを実践していることを保証するものであるが、PCNCが推薦するNGOだけがフィリピン内国歳入庁から受贈機関として認定される。認定された団体に寄付する場合、通常30%課される税金の控除資格が得られる。
1995年のフィリピン税法の見直しで、NGOへの寄付にかかる税金の控除が廃止されそうになった。NGOネットワーク6つがまとまって政府と交渉し、NGOの自主規制機構を新設することと、この機構に、免税を申請する団体の健全な運営、透明性、アカウンタビリティを確認させることが決まった。その結果、1997年に Philippine Council for NGO Certification (PCNC)が設立された。PCNCは内国歳入庁から代理機関に任命されている。
1997年。
2009年にPCNCの目的は、NGOが内国歳入庁から受贈機関と認められるための認証から、NGOの有用性の向上へと拡大した。
415(2015年12月31日現在)
恵まれない人々に直接間接的に役立つプログラム(たとえば社会の福祉と発展、衛生、教育、青少年育成、宗教、科学研究など)に取り組み、健全な内部運営の証明としてPCNC認証を自主的に求める非株式の非営利団体。この認証により、内国歳入庁に受贈機関認定を受けるための推薦資格が得られる。さらに、国内の助成機関から資金援助を受ける資格が得られる場合もある。また、NGOがPCNC認定を得ると、市民社会組織や政府のセクター間の評判も高まる。
「行動規範/倫理規定」の役目を果たすことが目的。NGOの有用性と効率性を目指し、健全な内部運営、アカウンタビリティ、透明性を徹底させるために、組織規準および指標の遵守を促進している。
イエス
自主規制の働きをすることを目的としているが、PCNC認定の申請は全く任意である。
イエス
PCNCの認証は、健全な内部運営とアカウンタビリティ、透明性を証明するものであり、NGOが内国歳入庁から受贈機関と認定されることの前提である。この認証を受けることでNGOの評判は高まる。また、受贈機関であるだけでなく、健全な内部運営とアカウンタビリティ、透明性が保証されているために、寄付者や助成機関にとっての魅力も高まる。
イエス
PCNCの組織規準を遵守しているという審査結果を得たNGOには、健全な内部運営とアカウンタビリティ、透明性の認定書が授与される。
イエス
分野別の規準と指標は、国内各所の専門家や助成機関、NGOとの協議に基づいて設定した。この規準および指標を使い、健全な内部運営とアカウンタビリティ、透明性における遵守の程度を評価する。
PCNCは、「ボランティア・ピア・エバリュエーター」の力を借り、資料の点検と、理事や管理者、スタッフ、受益者、パートナーのインタビュー、プログラム視察を含めた審査を行う。エバリュエーターは一連の組織規準および指標に照らして遵守度を評価し、PCNC認証を出すかどうかを提言する。最終承認はPCNC評議会に委ねられ、承認された場合は、内国歳入庁に受贈機関としての認定を推薦する。各規準/指標の遵守度に応じて点数が付けられる。その平均点に基づき、申請者にPCNC認証を発行するか否かを判断する。合格した場合のPCNC認定の有効期間(1年、3年、5年)は、NGOが得た平均点によって決まる。
日本NPOセンター
Voluntary Action Network India: VANI(インド・ボランタリー・アクション・ネットワーク)
Korea NGO Council for Overseas Development Cooperation (KCOC)
パブリックリソース財団
Corporation Committee for Cambodia(CCC)(コーポレーション・コミッティ・フォー・カンボジア)
Philippine Council for NGO Certification (PCNC) (フィリピンNGO認証協議会)
国際協力NGOセンター (JANIC)
「エクセレントNPO」をめざそう市民会議
民間NPO支援センター・将来を展望する会(CEO会議) / 日本NPOセンター
Taiwan NPO Self-Regulation Alliance(台湾公益団体自律連盟)